新人看護師が『先輩に迷惑をかけてしまう』と思う理由|申し訳なさで苦しいあなたへ

人間関係

【はじめに】

「また先輩を呼んでしまった」

「忙しいのに、確認をお願いしてしまった」

「私がいるせいで仕事を増やしている気がする」

そんなふうに感じて、一人で苦しくなっていませんか。

新人看護師の頃、私は先輩に怒られることよりも、

先輩に迷惑をかけてしまうことの方がつらく感じる時がありました。

患者さんのために確認しなければいけない。

報告しなければいけない。

それは分かっている。

でも、

忙しそうにしている先輩を見ると、

「今は声をかけない方がいいかな…」

「また仕事の手を止めさせてしまうかもしれない…」

そんなことばかり考えてしまうのです。

そして報告や相談が終わったあとも、

「また迷惑をかけてしまった」

と何度も思い返していました。

この記事では、新人看護師が先輩に申し訳なさを感じてしまう理由と、

その気持ちとの向き合い方についてお話しします。


新人看護師が先輩に迷惑をかけてしまうと思うのは普通です

新人看護師は、一人で完結できる仕事がほとんどありません。

確認。報告。相談。

何かあれば先輩の力を借りなければなりません。

だから、

先輩を呼ぶ回数も自然と多くなります。

でも真面目な新人ほど、

「また聞いてしまった」「また確認してもらった」

と申し訳なく感じてしまいます。

実際には学ぶために必要な行動なのに、

自分では迷惑をかけているように思えてしまうのです。


新人看護師が申し訳なくなってしまう3つの理由

何度も質問や確認をしてしまうから

新人の頃は分からないことだらけです。

薬剤、点滴、処置、記録…。

何かをするたびに確認が必要になります。

でも、

確認をお願いするたびに、

「また先輩を呼んでしまった」

と思ってしまう人は少なくありません。

私自身も、

点滴確認で何度も先輩を呼んでしまったことがあります。

患者さんの安全を考えれば確認は必要でした。

それでも当時は、

「また迷惑をかけてしまった。」

という気持ちばかりが残りました。


先輩の忙しそうな表情を見てしまうから

病棟の先輩はいつも忙しそうです。

ナースコール。

処置。

記録。

家族対応。

そんな姿を見ていると、

声をかけるだけで申し訳なくなります。

本当は確認が必要なのに、

「もう少し後で聞こうかな。」

と思ってしまうこともあります。


自分のせいで仕事を増やしている気がするから

新人のフォローには時間がかかります。

先輩も一緒に確認しなければいけません。

その姿を見ると、

「自分がいなければもっと楽だったのでは。」

と思ってしまうことがあります。

でも、それは新人看護師なら誰もが通る道です。


忙しそうな先輩に声をかけるのが、一番つらかった

新人の頃、

受け持ち患者さんの血圧が普段より低いことがありました。

患者さん本人は会話もできていました。

でも、

いつもより明らかに低い数値でした。

私は先輩に報告しなければいけないと思いました。

でもその時、

先輩は別の患者さんの処置をしていました。

見るからに忙しそうでした。

私は何度も先輩の方を見ました。

今かな。

いや、まだ処置中だ。

もう少し待とう。

でも患者さんのことを考えると早く伝えた方がいい。

そんなことを数分間繰り返していました。

ようやく、

「すみません。」

と声をかけました。

先輩は普通に対応してくれました。

でも私は、

報告が終わったあとも、

「忙しいのに手を止めさせてしまった」

「また迷惑をかけてしまった」

と考えていました。

今振り返ると、

私がしていたのは迷惑をかける行為ではありません。

患者さんを守るために必要な報告でした。

でも当時は、

それよりも申し訳なさの方が大きかったのです。


報告・確認・相談は迷惑ではなく患者さんを守る行動です

新人看護師は、

確認をすることより、

確認をしなかった時の方が危険です。

分からないまま処置をする。

異常に気づいても報告しない。

その方が患者さんにとって大きなリスクになります。

だから、

確認すること。

相談すること。

報告すること。

それは迷惑ではありません。

患者さんを守るための行動です。


実は先輩も「聞いてほしい」と思っていることがあります

もちろん先輩も忙しいです。

でも、

新人が勝手に判断してしまうことの方が怖い。

そう考えている先輩もたくさんいます。

実際、

新人教育とは、

新人の質問に答えることも含まれています。

だから本来、

質問や報告をすること自体に申し訳なさを感じる必要はありません。

安心して相談できる空気を作ることも、

先輩の役割の一つです。


それでも苦しいなら、環境の問題かもしれません

質問するとため息をつかれる。

相談すると嫌そうな顔をされる。

忙しさを新人にぶつける。

そんな環境では、

誰でも自分が迷惑な存在だと思ってしまいます。

新人が悪いのではありません。

安心して相談できない環境にも問題があります。


まとめ

新人看護師が先輩に迷惑をかけてしまったと思うのは、

責任感が強いからです。

患者さんを守りたい。

先輩に迷惑をかけたくない。

そう思う優しい人ほど、申し訳なさを抱えやすくなります。

でも、

確認すること。

相談すること。

報告すること。

それは迷惑ではありません。

患者さんを守るために必要な行動です。


FAQ

Q. 何度も質問する新人は迷惑ですか?

いいえ、本来は迷惑ではありません。

新人看護師は分からないことを確認しながら成長していくものです。

むしろ、分からないまま自己判断してしまう方が患者さんにとって危険な場合があります。

ただ、真面目な人ほど「また聞いてしまった」「忙しいのに申し訳ない」と感じてしまいます。

私もそうでした。

でも今振り返ると、あの時の確認は患者さんを守るために必要な行動だったと思っています。


Q. 忙しそうな先輩に声をかけるのが怖いです

とてもよく分かります。

先輩が処置や記録で忙しそうにしていると、「今はやめておこうかな」と思ってしまいますよね。

私も何度もタイミングを見て、なかなか声をかけられませんでした。

ただ、患者さんの状態に関する報告や相談は早めに行うことが大切です。

勇気を出して声をかけたあとに申し訳なさを感じることもあるかもしれませんが、

その行動は患者さんを守るために必要な判断だったということを忘れないでください。


Q. 先輩に申し訳なくて相談できません

新人看護師が抱えやすい悩みの一つです。

「こんなことも分からないと思われたくない…」

「また先輩の仕事を増やしてしまう…」

そう考えてしまう人は少なくありません。

でも、相談せずに一人で抱え込んでしまう方が、結果的に大きなミスにつながることがあります。

相談することは甘えではなく、患者さんを守るために必要な行動です。


Q. 忙しそうな先輩に声をかけるタイミングが分かりません

新人の頃は、多くの人が同じことで悩みます。

私も先輩の様子を何度も見ながら、「今かな」「いや、もう少し後かな」と迷っていました。

ただ、患者さんの安全に関わることなら、多少忙しそうでも早めに報告した方が良い場合があります。

最初は難しいですが、経験を重ねる中で「今は声をかけても大丈夫そうだな」という感覚も少しずつ身についていきます。


Q. 迷惑をかけてばかりで看護師に向いていない気がします

そう感じてしまう新人看護師は少なくありません。

私自身も、「自分がいなければ先輩はもっと楽だったのではないか」と思ったことがあります。

でも今振り返ると、それは新人だったから当たり前のことでした。

確認をする。

相談をする。

報告をする。

それは患者さんを守るために必要な行動です。

あなたが迷惑な存在なのではなく、責任感が強く真面目だからこそ苦しくなっているのだと思います。

最後の一言

先輩に迷惑をかけてしまったと思うあなたは、

本当は誰よりも周りを見て、

患者さんを守ろうとしていた新人看護師です。

だからこそ、

申し訳なさを感じてしまうのです。

あなたは迷惑な存在ではありません。

一生懸命学びながら、

患者さんのために頑張っていた新人看護師なのです。


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