【はじめに】
「先輩、なんか機嫌悪そう…」
そう感じた瞬間、
- 何か自分が悪かったかな
- さっきの報告の仕方かな
- タイミングまずかったかな
- また嫌われたかもしれない
そんなふうに、
全部自分のせいにしてしまっていませんか?
新人時代の私は、まさにそうでした。
先輩がため息をつく。
少し強い口調になる。
返事が冷たい。
それだけで私は、
「自分が空気を悪くした」と思い込んでいました。
でも今振り返ると、私はずっと、
“相手の感情”まで背負い込んでいたのだと思います。
本来、相手が不機嫌なのは、
- 忙しいからかもしれない
- 疲れているからかもしれない
- 別件でイライラしているのかもしれない
なのに、
私は全部、「自分の責任」にしていました。
そして気づかないうちに、
私は、
“自分がどう感じるか” より “相手がどう感じるか”
だけで生きるようになっていました。
この記事では、
- なぜ看護師は気を遣いすぎてしまうのか
- なぜ「相手の機嫌=自分の責任」になるのか
- 相手中心で生き続けるとどうなるのか
- 少しずつ心を軽くする考え方
について、実体験も交えながらお話しします。
私は「先輩が不機嫌=自分が悪い」だと思っていた
新人時代の私は、
常に周囲を見ていました。
- 今話しかけていいか
- この報告で怒られないか
- 忙しそうだから後にした方がいいか
- 機嫌悪そうだからやめた方がいいか
そんなことばかり考えていました。
特に怖かったのは、
先輩が少しでも不機嫌そうに見えた時です。
すると私は反射的に、
「自分が何か悪かったんだ」と思っていました。
でも実際には、
ただ忙しかっただけかもしれない。
体調が悪かったのかもしれない。
別のスタッフとのやり取りで疲れていたのかもしれない。
それなのに私は、
全部、「自分の責任」にしていたのです。
「気を遣いすぎる人」は、優しいというより“怯えている”
以前の私は、
「自分は周りへ気を配れるタイプなんだ」
と思っていました。
でも本当は違いました。
私は、“怒られないように”必死だったのです。
- また冷たくされたくない
- 空気を悪くしたくない
- 嫌われたくない
- 面倒な新人と思われたくない
そうやって私は、
常に周囲を警戒していました。
だから、
ナースステーションへ入る前に深呼吸する。
先輩の声色で空気を読む。
キーボードを強く打つ音で萎縮する。
ため息だけで胃が縮む。
今思えば私は、
“仕事”をしていたというより、
“危険察知”をしていたのだと思います。
私はいつの間にか、「自分」より「相手」を優先していた
これが一番苦しかった部分でした。
私はいつの間にか、
“自分がどう感じるか”
より、
“相手がどう感じるか”ばかり考えるようになっていました。
- 自分がつらいかどうか
より - 先輩をイライラさせていないか
- 自分が疲れているかどうか
より - 空気を悪くしていないか
- 自分が傷ついたかどうか
より - 相手が不快になっていないか
そんな状態でした。
だから私は、自分の気持ちが分からなくなっていきました。
つらい。苦しい。怖い。
本当はそう感じていたのに、
それより先に、
「先輩へ迷惑かけてないかな」を考えてしまう。
私は少しずつ、
“自分”を消していったのだと思います。
「相手の機嫌を悪くしないこと」が最優先になっていた
以前の私は、仕事中ずっと、
“空気を悪くしないこと”へ神経を使っていました。
- 質問文を頭の中で何回も練習
- 声をかけるタイミング探し
- 表情を読み続ける
- 忙しそうなら質問を飲み込む
そんな毎日でした。
そして帰宅後は、一人反省会。
- あの言い方まずかったかな
- 嫌われたかもしれない
- 空気悪くしたかな
- 面倒だと思われたかな
そんなことばかり考えていました。
つまり私は、仕事そのものより、
“相手の感情管理”で疲弊していたのです。
でも本来、「相手の感情」は相手自身のもの
これは今だから分かることです。
以前の私は、
「先輩が不機嫌なのは、自分が悪いから」
と思っていました。
でも実際には、
相手の感情には、相手自身の事情があります。
- 疲れている
- 忙しい
- 余裕がない
- 家庭の事情がある
- 別件でイライラしている
それなのに、
全部を自分の責任にしていたら、心が持ちません。
もちろん、配慮は大切です。
でも、
“相手の感情そのもの”まで背負う必要は、本来ないのです。
「全員に好かれないといけない」と思い込んでいた
私はずっと、
「嫌われないようにしないと」
と思っていました。
でも今なら分かります。
どれだけ気を遣っても、合わない人はいます。
それなのに、
- 全員へ気を遣う
- 全員に好かれようとする
- 全員の機嫌を取ろうとする
これを続けると、
どんどん自分が消えていきます。
真面目な人ほど、
「自分が我慢すればいい」になりやすい。
でも、あなた一人で、
全員の感情をコントロールすることはできません。
「萎縮するほど気を遣う環境」が普通じゃない場合もある
ここはかなり大事だと思います。
以前の私は、
「自分が気にしすぎる性格なんだ」
と思っていました。
でも今振り返ると、
- 質問しづらい空気
- 高圧的な返答
- 当たり前のようにため息をつかれる
- 萎縮を放置する環境
そういう職場側の問題も大きかったと思います。
もし今、
- 空気を読まないと怖い
- 常に機嫌を監視している
- 先輩の反応で身体が固まる
そんな状態になっているなら、
それは、あなたが弱いからだけではないかもしれません。
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「相手の機嫌は自分の責任じゃない」と思えるようになって少し楽になった
私は長い間、
「空気を悪くしたら自分の責任」と思っていました。
でも少しずつ、
- 相手にも事情がある
- 全員に好かれるのは無理
- 自分だけが悪いわけじゃない
- 相手の感情は相手自身のもの
と思えるようになってから、
少しだけ楽になりました。
もちろん今でも気は遣います。
でも以前のように、
“相手の感情まで全部抱え込む”ことは減ったと思います。
気を遣えることは長所。でも、自分を消すほど背負わなくていい
気を遣えることは、
本来すごく大きな長所です。
ですが、
- 自分だけ我慢する
- 自分だけ責任を感じる
- 自分だけ抱え込む
状態になると、かなり危険です。
私は以前、
「周囲が嫌な思いをしないように」
ばかり考えていました。
でもその結果、一番苦しくなっていたのは自分でした。
だから今は、
「自分が壊れるほど、全部を背負わなくていい」
と思っています。
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FAQ
Q. 先輩の機嫌が悪いと、自分のせいだと思ってしまいます
それだけ長い間、緊張して働いてきたのだと思います。
怒られたり冷たくされた経験が続くと、人は自然と「自分が悪かったのかも」と考えるようになります。
でも実際には、相手の不機嫌には相手自身の事情もあります。
全部を自分の責任として背負わなくていいと思います。
Q. 気を遣いすぎるのは性格だから仕方ないですか?
性格の部分もあると思います。
ですが、萎縮しやすい職場環境によって「常に空気を読まないと危険」と感じている場合もあります。
特に新人時代は、怒られないよう周囲を監視する状態になりやすいです。
「自分がおかしいだけ」で終わらせなくていいと思います。
Q. 帰宅後もずっと反省会をしてしまいます
私もずっとそうでした。
「あの言い方まずかったかな」「嫌われたかな」と何時間も考えていました。
でも常に相手中心で考え続けると、自分の心がどんどん削られてしまいます。
まずは、「全部自分の責任ではないかもしれない」という思考へ気づくことが大切だと思います。
Q. 気を遣いすぎないようにするにはどうしたらいいですか?
いきなり「気にしない」は難しいと思います。
まずは、「相手の感情」と「自分の責任」を少しずつ切り分けることが大切です。
また、萎縮するほど空気を読まされる環境そのものに問題がある場合もあります。
自分だけを責め続けないでほしいです。
まとめ
看護師で気を遣いすぎる人は、
優しいだけではなく、
「怒られないように」
「嫌われないように」
必死になっている場合も多いです。
そしてその結果、
相手の機嫌まで、自分の責任として抱え込んでしまいます。
でも本来、
- 全員に好かれなくていい
- 空気を100%読まなくていい
- 相手の感情は相手自身のもの
です。
あなたが壊れるほど、全部を背負わなくていいのだと思います。
最後の一言
新人時代の私は、
先輩が少し不機嫌そうに見えるだけで、
「自分が悪かったんだ」と思っていました。
でも今振り返ると、
私はずっと、
“相手の感情”を優先して、
“自分の感情”を後回しにしていたのだと思います。
もし今、周囲へ気を遣いすぎて苦しくなっているなら、
どうか、
「全部自分の責任」だと思いすぎないでください。
あなたが背負わなくていいものまで、
抱え込んでいるのかもしれません。
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