【はじめに】
「辞めたい。でも、本当に転職していいのかな……」
仕事へ行く前になると気持ちが重いし、人間関係もつらい。
「もう辞めたい」と思う日が増えてきた。
でも一方で、
そんな気持ちもあって、なかなか答えが出せない。
このページを読んでいるあなたも、今まさにその状態ではないでしょうか?
実は、私も同じでした。
新人時代は毎日のように辞めたいと思っていました。
先輩へ質問するだけで緊張し、申し送りでは頭が真っ白になり、休憩室では自分の居場所がないように感じていました。
でも仕事を辞めた後の不安があり、すぐには辞められませんでした。
だから私は、勢いだけで退職届を出すのではなく、
「本当に転職した方がいい状況なのか」を一度立ち止まって考えました。
この記事では、私が実際に転職前に考えた判断基準をもとに、
をお伝えします。
この記事を読み終えたとき、「転職する」「今は続ける」のどちらを選んでも、
自分で納得して一歩を踏み出せる状態になっているはずです。

心や体が壊れそうなら、転職は「逃げ」ではありません
もし、今そんな環境で働いてるのであれば、
「もう少し頑張れば何とかなる」と無理を続けないでください。
環境を変えることは、逃げではありません。
自分を守るための選択です。
一方で、
そのように迷う人も多いでしょう。
そこで、まずは次の判断表を見てみてください。
まず確認|あなたは今どの状態ですか?
| 今の状態 | 私ならこう考えます |
|---|---|
| 夜眠れない・涙が出る・食欲がない | 心身を守ることを最優先に。休職や転職も含めて早めに相談を考える |
| 人間関係が長期間改善しない | 環境を変える選択肢を持っていい |
| 質問すると責められ、相談できる人がいない | 教育環境の問題。転職を前向きに考えてよい |
| 何がつらいのか自分でも分からない | まず原因を整理する時間を作る |
| 給料だけを理由に辞めたい | すぐ転職せず、本当に求めているものを整理する |
| 異動や上司への相談で改善しそう | 今すぐ辞める前に職場内でできることも検討する |
どれに当てはまったでしょうか?
もし上の表で「環境を変える選択肢を持っていい」に当てはまる項目が複数あったなら、一度転職を視野に入れて考えてもいいタイミングかもしれません。
反対に、「何がつらいのか整理できていない」「改善できそう」と感じるなら、焦って結論を出す必要はありません。
転職は早く決めることが大切なのではなく、納得して決めることが大切です。
転職を考えていい看護師の特徴
心や体に限界のサインが出ている
看護師に限らず、仕事が忙しいと疲れるのは当たり前です。
しかし、「疲れている」≠「心や体が限界に近づいている」です。
例えば、
こうした状態が続いているなら、「頑張りが足りない」のではありません。
今の環境が、あなたに合っていない可能性があります。
人間関係が長期間改善しない
一時的に忙しくて雰囲気が悪い時期は、どの病院にもあります。
でも、以下のような状況が続いているなら、個人の努力だけで変えるのは難しいことがあります。
私は新人時代、「私が仕事を覚えれば変わる」と思っていました。
でも実際には、教育の仕組みや職場の文化そのものに問題があることもあります。
質問できない・相談できない環境にいる
新人や中途入職者が安心して質問できる環境は、とても大切です。
質問するたびに怒られる。
「見て覚えて!!1回見たら分かるでしょ!」と言われるだけ。
相談すると「そんなことも分からないの?」という反応をされる。
このような環境では、安心して成長することは難しくなります。
看護師は、一人で完璧に仕事をする職業ではありません。
分からないことを相談できる環境があることも、安全な医療には欠かせません。
「次は何を避けたいか」が見えてきた
「辞めたい」という気持ちだけでは、転職後も同じ悩みを繰り返すことがあります。
でも、
このように、自分が何を大切にしたいかが見えてきたなら、転職を前向きに考える準備ができていると言えるでしょう。
今すぐ転職を決めなくてもいいケース
ここまで読んで、「私は転職した方がいいのかな……。」と思った方もいるかもしれません。
でも、すべての人が今すぐ転職した方がいいわけではありません。
大切なのは、「辞めるか続けるか」ではなく、納得して決断できる状態になることです。
何がつらいのか整理できていない
「もう辞めたい…!!」というその気持ちは本物だと思います。
ただ、その原因がまだ整理できていない場合は、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。
例えば、
原因によって、解決方法は変わります。
転職で解決できる悩みもあれば、働き方や部署を変えることで改善する悩みもあります。

一時的な出来事だけで判断しようとしている
誰でも、失敗した日や厳しく指導された日は「辞めたい」と思います。
私も何度もそう思いました。今でも失敗した日はそう思います。
でも、翌日には先輩が優しくフォローしてくれたり、時間が経って冷静になれたりしたこともあります。
だからこそ、一日の出来事だけで人生を決める必要はありません。
「数週間〜数か月続いている問題なのか」という視点で考えることが大切です。
改善できる可能性が残っている
今あなたのいる環境が、
このような環境なら、一度相談してみる価値があります。
相談した結果、それでも改善しないなら、そのとき初めて転職を考えても遅くありません。
私が勢いだけで辞めなかった理由
新人時代の私は、本当に毎日辞めたいと思っていました。
出勤前になると心が重く苦しくなり、「今日は誰に怒られるんだろう」ということばかり考えていました。
休憩室では先輩たちの会話に入れず、一人で過ごすこともありました。
申し送りでは緊張して頭が真っ白になり、「もっと勉強してきて」と言われて落ち込んだこともあります。
それでも、すぐには辞めませんでした。
理由は一つです。
「また同じような環境の職場だったらどうしよう…」
という怖さがあったからです。
だから私は、辞める前にノートへ書き出しました。
「何が一番つらいんだろう。」
そこで気付いたのは、忙しさではありませんでした。給与でもありませんでした。
私が一番つらかったのは、
でした。
それが分かったことで、次の職場では給与よりも「教育体制」と「人間関係」を最優先に探しました。
転職後、もちろん覚えることはたくさんありました。
それでも、分からないことを聞けば教えてもらえる環境がありました。
失敗しても、「次はどうすれば防げるか」を一緒に考えてくれる先輩がいました。
その経験から私は、「転職すること」よりも、「何を変えたいのかを整理すること」が大切だったと感じています。
転職前に整理しておいてよかった3つのこと
① 今の職場の何がつらいのか
「辞めたい」ではなく「何がつらいのか」を書き出す。もしくは思い返してみてください。
原因が分かると、次の職場選びで失敗しにくくなります。
② 次の職場で譲れない条件
私は、
を最優先にしました。
給与や休日も大切ですが、「安心して働けること」の方が長く働くうえでは重要でした。
③ 情報収集だけでも始めてみる
転職するか決めていなくても、求人を見たり、転職サイトへ相談したりすることはできます。
「こんな職場もあるんだ」と知るだけで、気持ちが少し軽くなることもあります。
よくある質問
Q. 看護師が転職するのは甘えでしょうか?
私はそうは思いません。
心や体を壊しながら働き続けること、それを周りが見て見ぬふりをするようなことがまかり通って良いはずがありません。
環境を変えることで安心して働けるようになるなら、それは前向きな選択です。
一方で、勢いだけで決めるのではなく、自分が何を変えたいのかを整理してから動くことをおすすめします。
Q. 人間関係が理由で転職してもいいですか?
もちろんです。私も最初のきっかけは人間関係でした。
実際に、人間関係は看護師の転職理由として非常に多いものです。
「次は相談しやすい職場で働きたい」という考えは決してわがままではありません。
Q. 転職するか迷うときは何から始めればいいですか?
まずは今の悩みを書き出す。もしくは思い返してみてください。
そのうえで、求人を見たり転職サイトへ相談したりして、「どんな職場があるのか」を知るだけでも十分です。
転職するかどうかは、その後で決めても遅くありません。
Q. 何社くらい転職サイトを利用すればいいですか?
私なら2社程度をおすすめします。
担当者との相性や紹介される求人を比較できるため、自分に合ったサービスを選びやすくなります。
まとめ
転職するべきか迷うのは、それだけ今の仕事に真剣に向き合ってきた証拠です。
だからこそ、焦って答えを出す必要はありません。
まずは、
この3つを整理してみてください。
その結果、「環境を変えた方がいい。」と思えたなら、転職を考えても決して遅くありません。
そして、「まだ迷っている」という段階なら、まずは求人を見たり、転職サイトへ相談したりして情報を集めるだけでも十分です。
転職するかどうかは、今日決めなくても大丈夫です。
あなたが安心して働ける場所は、今の職場だけではありません。
納得して選んだ一歩が、これからの看護師人生を大きく変えてくれるはずです。



コメント